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オリックス球団 澤村直樹さん 第二弾 【特別インタビュー②】オリックス・バファローズ通訳

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オリックス・バファローズにおいてプロ野球通訳として活躍する澤村直樹さんに、カナダへの留学経験から現地での就職に至るまでのお話を伺いました。

実は澤村さんは、弊社の留学アドバイザー・藤がかつてトロントでサポートをしていたお客様でした。当時は英語を学ぶ留学生でおられましたが現在は、英語力および海外経験を生かし、プロ野球界という国際的な舞台でご活躍されています。

今回は、留学経験から現地企業への就職と、カレッジ進学に至るお話を伺いました。

自己紹介

澤村さん)オリックス野球クラブ 国際渉外部の澤村直樹と申します。
私自身は2011年10月からカナダのトロントに留学し、語学学校、カレッジ、そして現地の小さな輸出会社で勤務していました。
その後、2016年4月より現職に就き、現在に至っております。

海外インターンシップでの経験

藤)語学学校の後に、インターンシップと正社員として貿易会社でお仕事をされていたとのことですが、どのようなことをされていたのでしょうか。

澤村さん)留学を始めてから途中で「ビジネスのことを学んでから帰国したい」という気持ちが芽生え、別の学校に通いました。無遅刻・無欠席でしっかり成績を残せばインターンシップの候補先を多くもらえると聞き、2か月間全精力を注ぎ、集中して取り組みました。

4つのインターンシップの候補をいただいた中で、いろいろなジャンルがあったのですが、カナダ産の大豆を輸出している会社があり、面白そうだと思ったところ、学校の方からも「澤村さんはそこを選ぶと思いました。ぴったりだと思いますよ。」と言われました。

実際に2か月間働き、あと3日でインターンシップが終わるというときに、上司から呼び出され、一言目に「日本に帰国して何をするの?」と聞かれ、「就職活動をします」と答えたところ、「なぜうちでこのまま働かないんだ」と声をかけてもらいました。家族とも相談し、正社員として働けるなら、と決めました。

藤)インターンの期間が終われば日本に帰ろうと思っていたけれど、実際に働いてみたら働きぶりを評価されて「うちに残らないか?」と言われた、ということですね。

日本人が評価されるポイント

澤村さん)社会人を経験してから留学したこともあり、働き方、日本と違う働き方(日本人が評価されるポイント)の差が、良い方向に評価されたと思います。

例えば、勤務時間は9時〜17時でしたが、8時58分になってもオフィスにいるのは上司と私だけということも多かったです。8時59分に「おはよう」という感じで皆さん普通に入ってこられることもありました。仕事が終わってからも、17時5分には上司と、もう1人のサブの上司と私の3人だけになっていたので、17時を過ぎても残って「やれることはありますか」と積極的に声をかける姿勢を評価してもらえました。上司から直接、そうした働きぶりを評価していただいたことを覚えています。

藤)積極性や「自分にできることはありますか」と働きかけるのはとても大切ですよね。特にカナダは本当に自分から動く必要がすごくあり、動けば動くだけいろいろな扉が開かれていくというのを、自分の生活の中でもすごく感じます。

仕事での言語の壁

藤)お仕事は英語でされていたんですよね。英語で働くのは難しそうな印象があるのですが。

澤村さん)そうですね。社内には日本人がいなかったので、基本的に英語でした。最初は上司も私のレベルを理解してくれて、ある程度ゆっくり話してくれたりしましたが、社外とのメールのやり取りは、こっそり携帯で単語を調べたりして対応していました。働き始めて1週間後には、小さな電子辞書を持ち込んでやっていました。

小さな努力の積み重ねが勉強になりましたし、やはり仕事の現場で実際にやってみて、「こういう単語を使う」「この単語は使わない」「こういった表現がある」といったことは、実際に働かないと学べない部分でした。

現地でカレッジに進学

藤)インターンシップと正社員として働かれた後、現地の公立カレッジに進学されて、どんなことを勉強されてたんですか。

澤村さん)インターナショナルビジネスを専攻しました。

藤)日本の大学とカナダのカレッジは違いがありましたか。

澤村さん)授業に対しての熱量がとても高いと感じました。日本の大学生や大学教授に熱量がないというのではなく、それをかなり上回る熱量があったというふうに思うことは多かったですね。
学生も高校を卒業して18歳で来ている人もいれば、本当に社会人経験者も多く、年上のクラスメイトもいました。私がいたクラスの中で一番年齢が上だったのは、おそらく43歳の一児の父親の方でした。イラン系の人だったと思います。

藤)キャリアに直結した学びをカナダのカレッジはしている印象があります。

澤村さん)そうですね、先生の話を聞くことも多かったですが、先生の立場から生徒に意見を求められる機会も多く、生徒同士でディスカッションする時間もたくさんありました。先生が質問すると、生徒はとにかく自分の意見を言うためにその権利を取り合うくらいの熱量で、すごいディスカッションになっていました。喧嘩とまでは言えませんが、ちょっとした言い合いになっていることもあり、皆さんさまざまな意見を持っているので、それは非常に刺激的でしたし、全く思いつかないような意見を出してくる生徒もいて、自然と他の生徒から学べたというのは今でも実感しています。

そういう勢いのある生徒と比べると、発言は少なかったと毎日反省しながら通っていましたが、一方で時間管理やスケジュール調整は私が担当することが多かったです。
チームで1つの議題を作り上げ、プレゼンテーションを作ることもありました。期限があるため、その時間管理は苦手な方が多かったです。それでも、全員でうまくまとまり、一緒に学んでいたという印象が強く残っています。

カレッジの英語は大変!

藤)英語で授業を受けたり、チームで一緒に何かを作って発表したりするわけですが、その英語は結構大変ではなかったんですか。その時点では英語は問題なく使えていましたか。

澤村さん)正直、本当に大変でした。最初は「英語を学ぶ」段階から「英語で学ぶ」段階に上がり、ついていけていないなと実感する日々が、最初の2週間くらいは続きましたね。

藤)1年の語学留学と、その後働いていた経験もあるから、もう少しスムーズかと思ったんですが。

澤村さん)やはり、世の中知らないことの方が多いと言われるのは本当だと実感しました。同じ意味でも、ビジネスの世界ではこっちの単語を使います、と言われることもあり、知らない単語がどんどん出てきました。それに対して、周りが知っているのを見て、劣等感を感じることもあり、難しさは確かにありましたね。

最後に一言

澤村さん)オリックス・バファローズを応援していただける方が一人でも増えれば、ありがたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。

📺 フル動画の視聴はこちらから 
澤村さんのインタビューは全部で3つあります。

【特別インタビュー Part ①】
「留学をキャリアに活かす方法は?」 「夢の仕事にどうやって就けたのか?!」 「国際舞台で仕事をする上で大事なことは?」 「プロ野球通訳として働く醍醐味は?」

【特別インタビュー Part ②】
「海外インターンシップはどんなことをした?」 「英語で働くってどうだった?」 「カナダの大学と日本の大学の違いは?」 「海外で働くことが今にどう繋がっているか?」

【特別インタビュー Part ③】
「留学前の英語力はどれくらい?」 「留学1年目でどのくらいTOEICアップした?」 「澤村さんが実施した勉強方法とは?」 「未来の留学生にアドバイスは?」

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