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オリックス球団 澤村直樹さん 第三弾 【特別インタビュー③】オリックス・バファローズ通訳

Connect Study海外留学センターは京都拠点・全国オンライン対応の留学エージェントです。
オリックス・バファローズにおいてプロ野球通訳として活躍する澤村直樹さんに、カナダへの留学経験から現地での就職に至るまでのお話を伺いました。

実は澤村さんは、弊社の留学アドバイザー・藤がかつてトロントでサポートをしていたお客様でした。当時は英語を学ぶ留学生でおられましたが現在は、英語力および海外経験を生かし、プロ野球界という国際的な舞台でご活躍されています。

今回は、留学で得られたものと当時の英語勉強法について、お話を伺いました。

自己紹介

澤村さん)オリックス野球クラブ 国際渉外部の澤村直樹と申します。
私自身は2011年10月からカナダのトロントに留学し、語学学校、カレッジ、そして現地の小さな輸出会社で勤務していました。
その後、2016年4月より現職に就き、現在に至っております。

留学のきっかけ

藤)最初にカナダに留学しようと思った理由は何でしょうか。

澤村さん)語学を学ぶための留学は、父親から勧められました。父親自身がアメリカに留学し、英語を学んだ経験があったためです。
また、弟が私より前に留学しており、街の雰囲気や学校の様子を聞いた結果、同じ語学学校に通うことになり、カナダ・トロントへの留学を決めました。

留学当初の英語力?!

藤)語学学校に入った時の英語力はどれくらいだったか覚えてますか。

澤村さん)語学学校の入学テストでは、5段階のレベル分けでほとんどが「2」でした。
「1」はアルファベットとまでは言わないですけど、ほとんど初めて英語に触れるというようなレベルなので、その1つ上ぐらいのレベルでした。

藤)カナダに着いたばかり時の英語力についてのエピソードはありますか。

澤村さん)まず空港での入国審査です。通常は5分程度で終わるところで、ある程度練習はしていたのですが、実際には何を聞かれているのか、何の話をされているのか全く分からず、約30分間やり取りをしました。最後に、審査官の方が学生ビザの入学許可書を見つけてくださったことで、無事に通過できました。学生ビザだったのに、「学校の入学許可書」という単語を習わずに行ってたため、それで30分もかかってしまいました。
(空港送迎に来ていた)ドライバーさんが連れていくはずだった他の生徒さんを、45分以上待たせてしまうことになりました。24歳でしたが、久々に本気で泣きそうになったことを覚えています。

どのくらい英語は伸びた?!

藤)その後留学を経て、日本に帰る前の段階で英語のテストは受けましたか?

澤村さん)帰国直前は残念ながらテストは受けていません。ただその1年間、語学学校でいろんなクラスを取りながら過ごし、その時点で最初帰国の予定だったので、現地でテストを受けました。その時のスコアは835点でした。日本にいる方でも900点を超えてる方もいると思いますが、渡航時は300点ぐらいだったので、1年間よく頑張ったのかなとは思うくらいまでは成長しました。

英語習得までのプロセス

藤)英語力を1年間で上げていったとのことですが、どのようにして伸ばしましたか。どのような勉強法でしたか。

澤村さん)現地に行けば特別な勉強はほとんどしていなかったと思います。学校でやったことの復習だけは欠かさずやっていた記憶がありますが、一日普通に生活しているだけで全てが勉強になりました。

朝、学校行く前にコーヒーを買うことも、最初は全く通じませんでした。コーヒーを頼んだのに、紅茶が出てきた時はびっくりしました。
学校では、分からないことをどう聞くかも勉強の一部でした。学校が終わり課外活動に参加すれば、いろんな人と触れ合いますし、家に帰ればホームステイなので、ご飯一つ出してもらうにも英語が喋れないと出てこないです。
特別な勉強というより、留学したことを最大限に生かしていたという、勉強法にはなるかわからないですけれど、そのようにするのが1番効果があったのかなとは思います。

藤)我々は学校で英語を科目の一つとして学ぶので、勉強と認識しがちですが、言語なのでコミュニケーションの中で習得していく部分が非常に大きいです。留学生活の中でコミュニケーションを通じて身につけていかれたのかなと思います。

留学で培った力や価値観

藤)澤村さんが留学で変わった、身についたと思うのはありますか。

澤村さん)「間違っている(wrong)」というより、「違い(different)」という言葉を学んだと感じます。カナダにはいろんな国の方からの移民の方がいるので、家に入る時でも靴のままあがる家もあれば、日本と同じように靴を脱ぐ家もありました。そういったことを考えると、「違う」だけで「間違いではない」というところをすごく学びました。人に対してすぐ「それは間違ってる」と思うのではなく、「この人はこういう違う考え方なんだ」と、受け止められるようになり、成長させてもらったと言えます。

藤)一つの物事も、実は日本だけの視点ではなく、もっと多面的に物事見れるということが感じられます。特にトロントという、本当にいろんな移民の人がたくさんく暮らしてるところで、外国人と肩を並べて生活すると、日本だと「間違い」だったものが、間違いではなく、ただの「違い」だったというのに私も気付きました。
本や動画で知ることはできても、経験してみないと、自分がその当事者にならないと、分からないは多いです。留学では、自分がその場にいてその気持ちになって対処していくので、そこが醍醐味かなと思います。

未来の留学生にメッセージ

藤)これから留学したい方や、留学を通じてキャリアを築きたい方に対してアドバイスはありますか。

澤村さん)一歩を踏み出す勇気を持ってください。
その言葉に尽きると思います。いろんなことに挑戦してください。ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが、飛行機のチケットを手配し、飛行機に乗り違う土地に降り立つことも、人によっては大きな一歩かもしれない。
その前に必要なのは情報収集です。留学に興味があってもなくても調べてみることが、小さな一歩になります。その結果、留学はやめとこうとなっても、私はいいと思うんです。

行った私から言わせていただくと、絶対に一歩踏み出して、勇気を持って海外に繰り出すっていうことはしても損することはない、と自信を持っていえます。
私自身も、語学学校に行く年齢としてはやや遅く、20代前半の方が多い中、25歳直前だったのでギリギリだったかなっていう気持ちもありましたが、実際私は成長に繋がったので、皆さんもしっかり考えて前に進んでいただければなと思います。

情報は簡単に手に入ります。こうやって例えば動画であったりとか、検索サイトにいくつかワードを入れたらもうすごい量の情報が手に入ると思うんですけれども、特にその留学を後押しする人と危険が伴うからとか、いろんな意見があると思うので、多すぎる必要はないと思っています。ある程度自分の中で、自分を後押ししてくれるだけの情報量があれば十分です。

トロントであればナイアガラの滝を見に行きたい、これだけは絶対に行こうとか、そこには3回行こうとか、そういう方向に持っていけると、より一歩踏み出しやすいと思います。今の時代に少し逆らうようですが、実際にその話を聞いたり、自分で行って感じたことこそが真実なので、自分の目や耳を通して、すべての感覚で受け止めていけばいいかなと思いますね。

あなたにとって留学とは?

藤)最後に、澤村さんにとって留学はどういうものでしたか。

澤村さん)留学とは、違いを学ぶことで価値観と視野を広げてくれた素晴らしい時間でした。
英語を勉強することに固執していたら、人とのつながりもなかったと思います。人の幸せな瞬間に立ち会えるということは嬉しいじゃないですか。今でもトロンで出会った野球も関係なく、学校であったりとか、町で出会った人たちの結婚式に参加させてもらったり、私自身も参加してもらったり。留学はそういった繋がりを生むものだったと思います。

最後に一言

澤村さん)オリックス・バファローズを応援していただける方が一人でも増えれば、ありがたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。

📺 フル動画の視聴はこちらから 
澤村さんのインタビューは全部で3つあります。

【特別インタビュー Part ①】
「留学をキャリアに活かす方法は?」 「夢の仕事にどうやって就けたのか?!」 「国際舞台で仕事をする上で大事なことは?」 「プロ野球通訳として働く醍醐味は?」

【特別インタビュー Part ②】
「海外インターンシップはどんなことをした?」 「英語で働くってどうだった?」 「カナダの大学と日本の大学の違いは?」 「海外で働くことが今にどう繋がっているか?」

【特別インタビュー Part ③】
「留学前の英語力はどれくらい?」 「留学1年目でどのくらいTOEICアップした?」 「澤村さんが実施した勉強方法とは?」 「未来の留学生にアドバイスは?」

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