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オリックス球団 澤村直樹さん 第一弾 【特別インタビュー①】オリックス・バファローズ通訳

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オリックス・バファローズにおいてプロ野球通訳として活躍する澤村直樹さんに、カナダへの留学経験から現在のキャリアに至るまでのお話を伺いました。

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実は澤村さんは、弊社の留学アドバイザー・藤がかつてトロントでサポートをしていたお客様でした。当時は英語を学ぶ留学生でおられましたが、現在は、英語力および海外経験を生かし、プロ野球界という国際的な舞台でご活躍されています。


今回は、留学経験をどのようにキャリアへとつなげてきたのかについて、お話を伺いました。

自己紹介

澤村さん)オリックス野球クラブ 国際渉外部の澤村直樹と申します。
私自身は2011年10月からカナダのトロントに留学し、語学学校、カレッジ、そして現地の小さな輸出会社で勤務していました。
その後、2016年4月より現職に就き、現在に至っております。

プロ野球通訳の仕事の醍醐味は?

藤)お仕事についてお伺いできればと思うのですが、どのような点にやりがいを感じていらっしゃるか教えていただけますか。

澤村さん)まずは外国人選手が活躍してくれたときが本当に嬉しいですね。
おそらく皆さんは「外国人選手」と「職員」というイメージをお持ちかと思いますが、実際はもっと近い関係で、家族のような関係性だと思って普段から接しています。
そのため、選手のご家族のサポートも行っています。「直樹がいてくれて助かったよ」とか、「今日はありがとう」といった、日々のちょっとした言葉をかけてもらえるところにもやりがいを感じます。

藤)素晴らしいお仕事ですね。野球が好きな方で「この仕事を本当にしたい!」という憧れている方はたくさんいらっしゃるかと思います。

澤村さん)それこそ日本のプロ野球に限ると、たった12球団しかありませんしね。

藤)そこに選ばれるって本当にすごいことですよね!

留学がキャリアの架け橋へ

藤)澤村さんは、長い間カナダで自分が外国人の立場で生活していた経験があるので、外国人選手の気持ちもすごくお分かりになるのだと思います。それがあって、外国人選手に過去の自分を重ね合わせてサポートできる部分があるのかなと思います。

澤村さん)そうですね。文化の違いを受け入れる難しさっていうのも私自身トロントの留学中に感じましたし、日本人が大事にしている文化を知ってもらうことの大切さを学んできたつもりなので、そういった部分は今は生きているかなと思います。

夢のプロ野球の仕事に就けた方法とは?

藤)今のお仕事は、どのようにして見つけて、就職することになったんですか?

澤村さん)コツは一切なくシンプルに「知り合いからの紹介」です。
カナダでは留学中にJCBL(Japanese Canadian Baseball League)に参加させてもらっていて、そこでの先輩が、今の球団の同僚と知り合いでした。先輩が日本出張中に、一番時差を理解しているにも関わらずカナダの夜中の3時半に私に電話をしてくださったんです。その電話は簡単にまとめると「今すぐ履歴書をメールして」という内容で「日本のプロ野球で働く知り合いが通訳を探しているみたいだから、どうなるか分からないけれども、自己PRと履歴書を送ってみたらどう?」という話でした。

そして私は、その夜中の4時半にまとめた履歴書をすぐ送って、その後、オンラインで事前に面接を受け、帰国した次の日に対面で面接があり、なんとその2日後から試用期間を経てお世話になっています。自分が大事にしていた「人との繋がり」の部分が、こうしてちょうど生きた形になったわけです。

留学の経験が今の仕事に活きている

藤)澤村さんは野球を見るのもプレーするのもお好きだったので、トロントでその日本人のチームに入られていたんですよね?

澤村さん)はい、野球がきっかけになったというのがありますね。

藤)当時は将来、プロ野球でお仕事をするなんて全く思わずにただ留学中に野球をされていましたか?

澤村さん)そうですね。純粋に休日を楽しんでいたというのもありますし、ある程度中心になってリーグを進めていったり、野球が全てを繋げてくれたとまでは言いませんが、今思えば全てが繋がっていたのかなと思います。

これは私ではなくて、同じ時期にカナダに留学していた何人かから聞いた話なんですけれども「英語を勉強しに行っているんだ」という強い気持ちを持っているのは、すごくいいことだと思います。ただ、段階が上がってその気持ちが強すぎる方々の中には「日本人とは喋っちゃダメだ」という概念が生まれてしまって、日本人との関係を完全に断ち切り、「日本人がいたらそこに行かない」といった行動をされていた方もいらっしゃいました。
そういった方たちは英語が伸びるスピードが本当に早かったと思いますし、その当時は尊敬していましたし、今も尊敬しています。でもやはり日本に帰ってきてから、そこまで人間関係を限定するっていうことは必要なかったかなと後悔されている方がおられたのは聞きました。

実際、私自身も帰国後の日本での仕事につながっているので、今だから言えることですが、いろんな可能性がある中で強い気持ちはもちろん大切だと思いますが、やっぱり何でも行き過ぎると、悪い面やデメリットも出てきてしまう──それが自分の経験から言えることですね。

藤)ご自身の好きなことをしっかりされていた、ちゃんと行動に移された方なのかなという印象を受けています。語学学校終わった後にインターンもやっぱりしてみたいと行動してそこに行ったりとか、その後カレッジも行きたいとカレッジにも進学と卒業されていたりとか。野球もお好きだから自分でチームに所属して活躍されていたっていうのもありますし、すごく留学生活を満喫されていた方なのかなっていう。

澤村さん)行く前は楽しくやっていけるのかなという葛藤は実はあったので、思ったより楽しめたかなっていうのと、やっぱり昔、本当に小さい頃からそうなんですけれども、行ってしまえば楽しめるというのは自分の一つの長所ではあるかなと思うので、その行動に移せていたっていうよりかは、移せるように段階を経てなっていったっていう表現の方が合っているかもしれないです。そんなにそういう風に行動に移せるタイプではなかったんで、留学に行きそういう気持ちになっていったという気はします。

異文化理解の大切さ

澤村さん)日本人として大事にしている部分──たとえば、挨拶をきちんとする、丁寧に振る舞う、目上の人に対しての態度に気をつけるといったこと──は、日本の文化として自分の中に残しておいた方がいい部分もありますし、一方で新しく学んだことと入れ替えていこうという、取捨選択をする経験もありました。そういった経験があったおかげで、今、たとえば外国人選手が「なんでこんなことをしなければならないんだ」と言った時にも、単に「それがルールだから」と返すのではなく、「その気持ちになるのはよく分かるけれども、日本人はこういうふうに思っているから、こういう言い方をするんだよ」と説明ができるようになったと思います。
すべてを受け入れる必要はないけれど、こういう風なことをすると、その選手自身が損をしてしまう可能性がある、というようなことも伝えられます。そういったことを「アドバイス」と言うと少し大げさかもしれませんが、そうした助言もサポートの一部だと思いますし、腹を割って、そういった細かいことも伝えられるようになったかなと思います。

最後に一言

澤村さん)オリックス・バファローズを応援していただける方が一人でも増えれば、ありがたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。

📺 フル動画の視聴はこちらから 
澤村さんのインタビューは全部で3つあります。

【特別インタビュー Part ①】
「留学をキャリアに活かす方法は?」 「夢の仕事にどうやって就けたのか?!」 「国際舞台で仕事をする上で大事なことは?」 「プロ野球通訳として働く醍醐味は?」

【特別インタビュー Part ②】
「海外インターンシップはどんなことをした?」 「英語で働くってどうだった?」 「カナダの大学と日本の大学の違いは?」 「海外で働くことが今にどう繋がっているか?」

【特別インタビュー Part ③】
「留学前の英語力はどれくらい?」 「留学1年目でどのくらいTOEICアップした?」 「澤村さんが実施した勉強方法とは?」 「未来の留学生にアドバイスは?」

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